2025-05-15

クラシックルートで大無間山①(寸又峡温泉〜左岸林道〜大樽沢登山口〜大無間山〜小無間山〜卯山〜井川小中学校)


三方窪にて

そろそろ行きたい山に行きたい。

いざ4連休となると、候補がいくつもあってなかなか決めきれないまま、その週になってしまった。気持ちをリセットして余計な邪念は取り除き、本来行きたかった山を思い出した。

そう、ひとつしかない。大無間だ!

その山容から深南部での存在感は計り知れず、実際に歩いてみても壮大だった。藪山讃歌によると、むしろ大無間より西側こそが深南部の雰囲気を味わえるそうだ。時の経過によりその雰囲気がガラリと変わっている場所は多くある。期待して行っても実際には様子が変わり落胆することも多い。調べてもあまり情報が出てこない。はてさて、かつては林業で栄えた左岸林道から入る大樽(垂)沢からの山様の"イマ"はどちらに傾いているのだろうか。

寸又峡と聞いて、大半が、どこ?とか、遠いねとかだと思うけれど、昭和43年の事件のことは上の世代の人に言われるまで知らなかった。今回の大樽沢橋までが昭和41〜42年施工と書かれていたので、寸又峡全盛期の頃なのかな?次回行くときに調べておこうと思う。

さて話は令和に進みまして、今回の主旨は、大無間をこれぞと想うクラシックルートでゆくこと。

①左岸林道を忠実に辿る。ただし本当に始点の朝日トンネル出口からだと道幅狭く交通量の多い車道を戻るのは不自然であり、朝日岳登山口からピストンで始点へ戻るのも更に不自然であることから、左岸林道の始点は朝日岳登山口とした。気持ち的にはスッキリしないが、現代の自然な歩き方としたら納得しても良いかな、というところで妥協。

②鹿の土俵場〜三方嶺の間の、これぞという雰囲気の場所で泊まり、全身で深南部を感じる。

③卯山を経て井川小中学校へ下山する。


2025/5/3〜5

5/3

金谷駅=(大井川鐵道)=家山駅=(バス)=千頭駅=(バス)=寸又峡温泉14:00---左岸林道---お立ち台付近18:30(幕)

5/4

お立ち台6:30---大樽沢登山口8:50.9:200---樺沢コル12:00.12:30---鹿の土俵場14:15---三方窪15:30(幕)

5/5

三方嶺5:50---三隅池8:20---大無間山9:40.10:10---関ノ沢ノ頭(中無間山)11:10.20---小無間山12:40---小無間小屋14:50.15:05---卯山17:50.55---井川小中学校19:55

5/6

井川小中学校入口バス停7:34=(井川地区自主運行バス)=横沢8:43.9:01=(バス)=静岡駅10:15



それでは1日目、移動の旅からスタート🙌


東京駅でサンライズを拝んで!


帰ってきました、大井川鐵道。連休で人がすごかったが、初めて座席に座れて、ホクホク。



家山駅に着いたら、ホームにトーマスが!!
なお、凄まじい混雑で接続するバスも2台出た。


寸又峡温泉の、過去の発券機。
抹茶ソフトを食べて、いざ出発!



左岸林道に入って今回唯一の橋を渡る。最近変な橋を渡りすぎたせいか、物足りなくてスキップしながら渡ってしまった。明日の過酷さも知らずに...


ひとつ目の朝日岳登山口。ここから本来の左岸林道始点である朝日トンネルの出口まで戻れそうだが、まぁいい。ここからを左岸林道とする!


年末より荒れている。ええ、7月に仲間と釜の島小屋まで行って以来、お立ち台までの平和な道のりを、2〜3回歩いている。林業に必要な時だけ片して通るのかな?


今も使っているのか、使える小屋と使えない小屋が点在しているのがこの山域の面白さ。


おはぎりぼつ。西に大きくカーブする地点標高960m。手前で何箇所か沢がある。


こう見返してみると、左岸林道は景色が良い。ずっと対岸の稜線が見えているので景色には飽きない。


この横に日向沢の大きな流れがあるので問題ないが、確か去年の秋はその傍からも水が流れていた気がしたんだが...完全に埋まっている。大きな沢以外、当てにしないほうが良さそうだ。沢水を飲むのはどうのこうのというけれども、自分の問題なのでバッシングはしないでもらいたい。色んな水飲んだなぁ〜と...


斜面にカモシカが2頭いた。すっごい落石させてくる。耳が小熊に似ていたのでもしかして去年見たのもカモシカかな?こうして人の記憶は、美化される。

初日は遅いスタートだったのでお立ち台まで行けるか微妙だったけど、なんとかその辺りで泊まることができた。カメムシ踏んだりカメムシ蹴飛ばしたりしながら、カメムシくさいなか就寝。標高1000mちょい。んー、思ったより寒い夜を過ごした。

2日目へ続く→


0 件のコメント:

コメントを投稿