4/27〜29 奥多摩駅→廻り目平キャンプ場
先週の石尾根ピストンではっきりと浮かび上がった感情。もっと西まで歩きたい。もっともっと奥まで続く山脈を見たい。3日という制限を設けて、実行にかかった。
なお、27日は仕事が暇そうだったので、暇そうなので私は休みます、何を言われても明日は休みます、と言い有給を使った。実に正直だ。(4日目を予備日にするためだ。なんて素直には言わないけどね。)
1日目
奥多摩駅12:00---山ピーク踏んで---雲取山避難小屋20:20(泊)
2日目
雲取山3:40---飛龍山---笠取山---破風山避難小屋21:00(泊)
3日目
破風山避難小屋1:00---甲武信ヶ岳---国師ヶ岳9:30---朝日岳12:10.13:00---金峰山14:00---八丁平16:30、17:30---廻り目平キャンプ場18:50
1日目
奥多摩駅から出発!
石尾根の入り口から!
以下順不同で石尾根の小さなピーク巻かずに全て踏んだ。つっかれた。
先週は見えなかったのか見なかったのか、そう言えば見てなかった富士山が見えた。
登山道から少し逸れて七ツ石の水場で水を補給。結局この後縦走路上は甲武信小屋まで水はなかった。途中の小屋とか沢に寄ればあるのだろうけど。ちなみに、甲武信小屋の水場は小屋の入り口横の水道にセルフでお金入れて汲むタイプ。深夜に通過したのでありがたかった。
小雲取山も先週の下見で場所を把握。
小屋へ登る最後の尾根から見えた小屋には灯りが。中で宴会でもやってるのかなぁ、そしたらこのままもう少し歩いて適当にビバークするかぁと思って足を進めた。
雲取山避難小屋。中の様子を見て何か食べて地図を見て作戦立てよう。と思って、とりあえず中へ。先客は1人だった。なんかこう、幽霊より人のが怖いっていうので、挨拶を交わして地図見てカロリーメイト食べて、すぐに外へ出た。トイレ行ってすぐに出発しよう。ほんの1〜2分で周りは真っ白になってしまった。こりゃまいった。この先、真っ白な中歩きたくない。でも先客1人いるからなんか怖い。
そこでその先客が、何もしないから安心して寝て行きなよ、と。まぁ、そうだな。
2日目
雲取山山頂。
のんびりしてたら小屋の先客が出てきた。見送りしてくれた。いい人かよ!!!
思い出の飛龍山。
山頂からショートカットで登山道に戻ろうとしたら、まんまと石楠花の藪に突っ込んで、ここですごい時間使った。もーお!
これはどこだっけ?これから行く方撮ったのかな
この日は朝少し雨が降って、1日曇りだった。そのおかげで暑くなく歩けたけども、景色はいまいち、日の出も拝めなかった。
初めて来た笠取山。ピークが2つあって、こっちが景色良かった。下の小屋は栄えているようで、ナップサックに運動靴で山頂に来ている人がたくさんいた。とても賑やかだった。
登った。
登った。
登った。へとへと。なんか聞き覚えのある山だなって思ったけど、そうか昔色々あった山だな、って思い出したのは帰宅してから。何事も、あまり知りすぎない方がいい。
ここから暗くなりそうだったけど避難小屋までは行きたかったので、明るいうちにラーメンを食べた。コンタクトも外して、夜間モードへ。
雁坂嶺
そして暗くなる。
真っ暗になる。
破風山から残雪があった。時間も遅かったので凍っててツルツルでだいぶ時間がかかった。
避難小屋。とりあえず休憩して先へ進もうと思った。中へ入ると若者1人がお湯沸かして気づくと疲れているのか寝ていた。逆コースかな?私も疲れた。カロリーメイトを1つ食べて、よし寝ようと言って寝た。3時間の仮眠と決めたが結局21:00〜1:00まで熟睡した。だいぶあったかかったこの小屋は、窓がないせいかな?雲取の避難小屋は寒かったので、破風山避難小屋はリピート確定だ。
3日目
1:00に起床、出発。外は風が強く、寒かった。途中の甲武信小屋で水を補給し、真っ暗な山頂へ。甲武信ヶ岳は3度目なので暗くてもいい。
その先も雪が残っていて暗くてルートを外しつつ戻りつつ、途中で後ろから足の速いお兄さんが来た。この3日間で同じ方向に同じ時間に歩いていた人は初めてだった。
まだ日が出ていないので雪が凍りついていてツルツル...GWといえば夏!みないな勝手な想像をしていたおかげでトレランシューズで来たことを、この時だけは後悔した。この時だけね。
さっきのお兄さんはアイゼンを脱ぎ履きしていた?のか、ペースの遅い私と東梓で再会。もっと山の話とかしたかったけど、なんにせよ寝不足で空腹でくたくたすぎて全く追いつけなかった。
東梓への短いはずの登りが、なぜかすごく辛いと、意見が一致した。なんでだろうか、辛かった
国師ヶ岳で御来光!
とか思っていたけれど、そんなの無理なまた無理な話で、手前の尾根の途中で展望がいい場所が1箇所あり、ちょうどそこで日が出た。赤く染まる国師ヶ岳と反対には御来光が登る甲武信ヶ岳を見ることができた。これはこれでとてもいい。
国師ヶ岳への登り。
ここら辺で、すれ違う人によく言われた。「この先は雪があるから絶対に軽アイゼンかチェーンがないと行けないからね。自分の目で見たいなら行ってもいいけど、戻った方がいいよ、行くだけ無駄だ。」と。大丈夫、みんながアイゼン大好きなように、私キックステップ好きだから。昔後輩と、下山したらガリガリくん食べようぜ!って言いながらキックしていたのが懐かしいぜ。
そんなこんなありながら、何事もなく国師ヶ岳。
ここが1番雪があるのだろう。シャーベット状で歩きやすい。踏み抜きも、何年か前の5月末の池口〜光岳で沢山踏み抜いたので、ある程度はわかる。今回は関係ないが、1番怖いのは、踏み抜いて体がすっぽり落ちてしまう時。1人だと終わりだ。
朝日岳への登りは、寝不足と疲労と空腹がピークに達して絶望的に疲れた。これも思い出。
次来る時は、笑ってこの山頂に立ちたい。
金峰山。人が多かった。クライミング禁止の看板も、ちゃんとあった。くっー!
大日岩あたり。
のぼれそう。誰かどう?
瑞牆山方面。あっちまで行く予定なんだけど...
一度八丁平へ。そこから瑞牆山ピストンして、小川山経由で廻り目平へ帰還。という設定だったのだが、ここでおしまいにすることにした。くるぶしの骨が折れてるくらいに痛くてもう歩けなかったからだ。後から知ったけど、知らぬ間に腱を痛めていたらしく、どうやらテーピングをするといいらしい。この話の結末については安倍奥編まで続きます。
ゆっくりして廻り目平へ。なお、おそらくここでマダニを荷物に入れたらしく、後から出てきた。
ちょうど桜満開の廻り目平!
翌日帰宅。久しぶりの小海線。
小淵沢駅のそばや。
丸政だから、やっぱり美味しい!
山梨(長野?)の、甘いお蕎麦は思い出の味。
その後、自販機でジュース飲みまくって翌日瞼がさらに開かなくなるほど浮腫んでしまいました。限度を守りましょう。
さーて!またこの縦走するぞぉ!雪のない時に!
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